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世界最大級の蓄電池専用解析施設「RISINGビームライン」が完成

Press Release

世界最大級の蓄電池専用解析施設                    「RISINGビームライン」が完成

―オールジャパン体制の蓄電池研究国家プロジェクト本格化へ―
 
2012年4月4日
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
国立大学法人 京都大学  

  革新型蓄電池先端科学基礎研究事業(RISING事業)では、大型放射光施設(SPring-8)にRISING専用の蓄電池専用解析施設を完成し、4月4日現地にて完成披露式典を行いました。
 RISING事業は2009年から2015年までの7年間、年間予算30億円(総額見込み210億円)にて、京都大学・産業技術総合研究所関西センターを拠点として、8大学・4研究機関・12企業がオールジャパン体制で集結して、「2030年に500Wh/kg(現状比5倍)のエネルギー密度を有する革新型蓄電池の実現」を目指して推進しております。
 RISING発足(2009年)当初より、チャレンジングなRISING目標を達成するためには、「従来よりブラックボックス化しており、技術者の勘に頼った電池内部の反応メカニズムを明らかにすること。そして、その為の解析設備を立ち上げること。」が必要不可欠であることを認識し、発足3年間(2009~2011年度)の活動方針として「解析手法の整備と革新電池新概念の検討」を掲げ、SPring-8「RISINGビームライン」の立ち上げに注力してきました。その結果、世界に類似を見ないオンリーワンの電池解析専用施設が完成しました。
 「RISINGビームライン」の主な特徴は以下の通りです。

 ・SPring-8固有の高輝度X線を最大限活用し、電池反応解析に必要な「空間分解能」および「時間分解能」を確保する。

 ・非平衡状態・界面被覆状態・反応分布状態等をその場(in situ)測定する為の解析系を整備する。

 ・電池サンプル準備からその場(in situ)測定の為の連続的な実験設備を常備する。

 既に、上記の特徴を生かした世界初の解析知見は種々得られており、順次活用しつつあります。なお、「RISINGビームライン」の設備投資額は24.9億円(3年間合計)です。
 今回の「RISINGビームライン」が2030年革新型蓄電池の実現に貢献するとともに、現在競争の中にある現行電池系の改良にも貢献することにより、蓄電技術立国日本の盤石化に寄与することを目指します。

▲左より、理化研播磨研 石川所長、NEDO 古川理事長、経済産業省 長尾局長、文部科学省 森本審議官、        京都大学 松本総長、JASRI 白川理事長、小久見プロジェクトリーダー


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▲ ビームライン見学風景(中央:京都大学 谷田特定准教授)

▲記者会見風景(左:小久見プロジェクトリーダー、中央:NEDOスマートコミュニティ部 髙倉部長)

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